男子・田村3位...9年ぶり全国へ 東北高校駅伝、学法石川2位

 
東北3位となり、9年ぶりの全国大会出場を決めた田村高の選手たち

 陸上の男子第55回、女子第30回東北高校駅伝競走大会は7日、山形県の長井市ながい黒獅子ハーフマラソンコースで行われ、男子(7区間、42.195キロ)は仙台育英が優勝、学法石川が2時間9分32秒で2位、田村が2時間9分50秒で3位に入った。田村は各県優勝校を除く最上位となり、第70回の記念大会となる全国大会の出場権を獲得した。田村の全国大会出場は9年ぶり22度目。

 女子(5区間、21.0975キロ)は青森山田が優勝した。県勢は学法石川が2位、田村が7位だった。

 全国大会は12月22日、京都市で行われる。本県から男子の田村のほか、学法石川が男女とも出場する。

 主将・石井が区間賞

 9年ぶりとなる都大路の切符をつかんだ男子の田村。選手たちから胴上げされた佐藤修一監督は「2時間9分台を出せれば、全国を狙えると思っていた。予想以上の出来」と選手をたたえた。

 県大会では、学法石川に及ばす2位。「もう一度チャンスがある」と気持ちを切り替え、東北代表枠を目指して練習に励んだ。県大会では、学法石川に大きく離されて単独走となり記録を伸ばせなかったが、東北大会では各選手が上位をキープ。5区で区間賞を獲得した主将の石井楓馬(3年)は「一人一人が走りに持ち味を出すことができた」と達成感をにじませた。

 全国大会に向け、石井は「3年生は最後の走りになる。学法石川に雪辱を果たしたい」と都大路での目標に掲げた。同校OBでもある佐藤監督は「悔しい思いをしたOBの分まで頑張りたい」と誓った。

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