女子・学法石川...粘った「22位」 全国高校駅伝、大舞台で成長
男子第70回、女子第31回全国高校駅伝競走大会は22日、京都市のたけびしスタジアム京都(西京極総合運動公園陸上競技場)を発着点に男子7区間42.195キロ、女子5区間21.0975キロで行われた。7年連続7度目の出場となった女子の学法石川は22位と健闘した。
1区・長谷川「家族に元気を」
目標の初入賞には届かなかったが、昨年の36位を大きく上回る22位でフィニッシュ。都大路の舞台で成長した姿を見せた。
県大会に続き、1区を任されたのは長谷川莉子(2年)。広野町出身の長谷川は原発事故でいわき市に避難、今もいわき市で暮らす家族は台風19号で断水の被害にも遭った。「走りで家族に元気を届けたい」。その一心で第1中継所を目指した。
長谷川からたすきを受けた湯田真奈美(3年)は1年生の時に出場した東北駅伝大会以来の2区。「後ろにぴたりとつかれ、焦ってしまった」と慣れない区間に苦戦し、悔いが残る結果に終わった。卒業後は看護の専門学校に進み、陸上から離れる。湯田は「つらいこと、悔しいこと、苦しいことのほうが多かったが、仲間のおかげで乗り越えられた」と陸上に捧げた3年間に感謝した。