あす全国中学校駅伝 男子・高田、女子・勿来一が出場

 
(写真上)全国制覇を目指して練習に取り組む高田の選手、(写真下)全国大会のペースを意識し走り込みをする勿来一の選手

 滋賀県希望が丘文化公園で17日に行われる第31回全国中学校駅伝に、本県から男子の高田(会津美里町)と女子の勿来一(いわき市)が出場する。高田は新型コロナウイルスの影響で中止となった第28回大会を除き4大会連続4度目、勿来一は4年ぶり3度目の出場となる。県大会5連覇中の高田は粘りの走りで頂点を狙い、選手全員が初出場となる勿来一は8位入賞を目指す。女子は午前11時10分、男子は午後0時15分にそれぞれスタートする。

 高田、温暖地域で走り込み

 高田は県大会では逆転優勝で5連覇を成し遂げた。全国大会では、全国の舞台を経験している3人の選手の力を生かし「諦めない高田」の走りを見せつける。

 全国大会を意識し10月から、寒さが厳しい地元会津ではなく楢葉町など温暖な地域を練習場所に選んだ。起伏のあるコースや芝生での走り込みを徹底してきた。  角田一昭監督は「選手の体調面や天候の影響で思うような追い込みができなかった」と苦労を口にするが「全国の6本の指に入る力は十分にある」と胸を張る。主将の吉田進次朗(3年)は「1秒を大切にして全力を出し切る」と闘志を燃やす。

 勿来一、経験と若さで流れを

 東日本女子駅伝にも出場した主将でエースの蛭田美来(3年)を擁する勿来一。3年生の経験と、2年生の若さでレースの流れを引き寄せる。

 10月の東北大会では3位に食い込んだが、蛭田は「優勝したチームとはタイム差が大きく、悔しさだけが残った。全国の舞台でそのうっぷんを晴らしたい」と意気込む。

 一日10キロ前後の走り込みや短距離のインターバル走などを繰り返し、全国大会のペースを意識しながら日々練習を重ねてきた。吉川修司監督は「選手全員が初出場となるので、挑戦者の気持ちを忘れず走ってほしい」と期待を込めた。

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