笑顔でつなぐたすき 13年ぶり復活「おおくま駅伝」

 
たすきをかけ町内を走る一般の部の参加者=17日午前、大熊町

 大熊町の「おおくま駅伝2023」が17日、同町の学び舎(や)ゆめの森を発着点に開かれた。大会は東日本大震災後、東京電力福島第1原発事故の影響で開催されていなかったが、13年ぶりに復活。参加者は笑顔でたすきをつなぎ、町内を駆け抜けた。町教委、サンアメニティ、わたなべランニングクラブの主催。

 町内外から小学生の部に32チーム、一般の部に48チームの計約320人が参加した。大会を復活させようと声を上げ、運営に携わったわたなべランニングクラブの渡辺隆弘さん(42)は「震災の影響で住めなくなった場所に集まって大会が復活し、感極まった」と話した。

 小学生の部は大ちゃんRC A(南相馬市)、一般の部はふくしま持久力クラブ Z(福島市)が優勝した。

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