あす全国高校駅伝 学法石川男女が闘志

 
(写真上)8位入賞を目標とする男子のメンバー(写真下)8位以内を目指す女子のメンバー

 男子第74回、女子第35回全国高校駅伝競走大会は24日、京都市で開かれる。本県代表は男女とも学法石川で、男子は13年連続15度目、女子は11年連続11度目の出場。選手は19日に現地入りし、都大路での活躍に向けて最終調整している。

 学石男子、3年連続入賞へ

 昨年8位入賞した男子は、3年連続となる入賞を目指す。11月に5000メートルで高校1年生の日本歴代2位となる13分54秒16を記録した増子陽太(1年)のほか、馬場アンジェロ光(3年)ら6人が14分10秒台をマークし、チームの平均タイムは全国上位につける。

 1、2年生がメンバー10人中5人を占める若い編成だ。県高校駅伝でも1区を務めた増子陽の1区起用が濃厚で、松田和宏監督は「若い力でレースを引っ張り、先輩が締めるような戦いをしたい」と強調する。

 長距離区間で遅れた昨年までの反省を生かし、今年は例年よりも長い距離を走る練習を重視してスタミナ強化を図ってきた。10月の県高校駅伝ではロード特有の風や起伏に苦しむ選手もいたが、今月9~13日に千葉県富津市で合宿を行い、ロード練習を重ねて実戦感覚を磨いてきた。

 大会を目前に控え、チームの調子は上がっている。馬場は「本番を想定して練習を積んできた。県高校駅伝よりも思い切った走りをしたい」と力を込めた。

 学石女子、8位以内目指す

 女子は過去最高の2020年の8位以内の成績を目指す。昨年の都大路を走った山田桃子(3年)と佐藤美空(同)のほか湯田和未(なごみ)、木戸望乃実(ののみ)、佐藤舞歩(まほ)と伸び盛りの1年生3人もメンバー入りし、選手は「学年関係なく力を競えている」と口をそろえる。

 都大路では、湯田の1区、佐藤美の2区起用が有力だ。湯田は若松一中に在籍した昨年の全国中学校駅伝で5区の区間賞を獲得するなど経験豊かで、佐藤美はスピードに乗った走りで食らい付く。松田和宏監督は「湯田と佐藤美で一つの区間のように考えて、前半で流れをつかみたい」と話す。

 アンカー候補の山田は8月、モンゴルで開かれた東アジアユース競技大会に出場、女子クロスカントリー3キロで優勝した。8月下旬に右すねを疲労骨折した影響で県高校駅伝は出場を見送ったが、調整を進めて都大路に間に合わせた。

 高校最後の大舞台に向け、山田は「駅伝の準備を進めてきた。持ち味の粘り強さで区間上位の走りをしたい」と意気込んだ。

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