ふたば未来・松川、中静組V 高校選抜バド男子複、宿敵と連戦

 
【男子ダブルス決勝】ストレート勝ちで優勝を果たした松川(左)、中静組=大津市・滋賀ダイハツアリーナ

 バドミントンの第52回全国高校選抜大会最終日は28日、大津市の滋賀ダイハツアリーナで男女個人のシングルス、ダブルスの決勝などが行われた。県勢は男子ダブルスで松川健大・中静悠斗組(ふたば未来2年)が優勝した。

 松川・中静組は準決勝、決勝ともに埼玉栄(埼玉)のペアと対戦。準決勝は2―1、決勝では2―0でそれぞれ勝ち、頂点に立った。

 世界挑むスタイル

 宿敵との連戦を乗り越え、栄冠を手にした。男子ダブルスで優勝したふたば未来の松川健大・中静悠斗組(2年)は「団体に続いて優勝できてうれしい。磨いてきた技術が生かされた」と喜びに浸った。

 ペアを組んだ昨年8月以来、一貫して取り組んできたのが「シャトルを低く打つこと」だ。ジュニアナショナルチームU19(19歳以下)にも選ばれ、海外の強豪と試合をする中で「勝つ選手はむやみに高く返球しない」と中静。相手に隙を見せない展開を模索してきた。

 迎えた埼玉栄(埼玉)との2連戦。準決勝では団体戦の決勝で戦った有江琥珀(2年)・沢田修志(1年)組を相手に第1ゲームを先取したものの、しぶとくラリーを続けられ、第2ゲームを落とした。だが、シャトルを低く集めることで決め球を絞らせず、タフな試合を競り勝った。決勝は終止、リードする展開をつくった。2―0で優勝が決まると、2人はコートに膝を付け、ガッツポーズをしながら雄叫びを上げた。

 海外遠征での成果が発揮された今大会。2人は全国高校総体(インターハイ)での優勝に加え「世界大会でも結果を残したい」とさらなる高みを見据えた。

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