福島U無得点、相模原のプレスに苦しむ サッカーJ3

 
【相模原―福島】存在感を見せた福島のMF大関=相模原ギオンスタジアム(福島ユナイテッドFC提供)

 サッカーJ3第10節ー。福島ユナイテッドFCは13日、アウェーの相模原ギオンスタジアムでSC相模原と対戦し、0―1で敗れた。通算成績は2勝2分け5敗で順位は暫定16位。福島は次戦の21日、ホームのとうほう・みんなのスタジアム(福島市)で大宮アルディージャと戦う。午後1時開始予定。

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 【評】福島は相模原のプレスに苦しみ、攻撃のリズムをつくれなかった。サイドから攻められる展開が続き、前半24分にセットプレーの流れから先制ゴールを決められた。後半はMF大関やMF針谷が前線にパスを供給するなどして決定機をつくったが、最後までゴールが遠かった。(熊田紗妃)

 プレスに苦戦、勝ち点奪えず

 福島はゴール前での決定力に欠き、今季4試合目の無得点。約1カ月間、勝利から遠ざかっている苦しい状況にMF大関友翔は「どれだけ良いサッカーしていても点を取れないと勝てない。反省しかない」と肩を落とした。

 8日間で3試合をこなす厳しい連戦の最後の試合となったこの日は、10日の金沢戦から先発メンバーを7人変更。寺田周平監督は「誰が出場しても同じものを描ける」と、自信を持って選手を送り出した。

 だが、チーム1本目のシュートが生まれたのは前半30分を過ぎてから。相模原の厳しいプレスに苦しんだ。後半は中盤の大関や針谷岳晃を中心に、福島の強みを発揮する時間もあった。2人の絶妙なパスから少なからず好機は生まれたが、相手ゴール前での最後の攻防を制することはできなかった。

 当初は6日の鳥取戦から3連勝を狙っていたが、結果は1分け2敗と振るわず、上位との勝ち点差も広がってきた。大関は「自分自身がチームを勝たせる選手にならないといけない」と、巻き返しを誓った。

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