福島ユナイテッド、大宮に惜敗 終盤2失点、反撃及ばず
福島ユナイテッドFCは21日、ホームのとうほう・みんなのスタジアムで大宮アルディージャと対戦し、1―2で敗れた。通算成績は2勝2分け6敗で順位は20チーム中18位。福島は次戦の28日、ホームのとうほう・みんなのスタジアム(福島市)でいわてグルージャ盛岡と対戦する。午後2時開始予定。
【評】福島は終盤で立て続けに失点した。攻め込まれる時間が続いていた後半31分、相手にセットプレーからのシュートのこぼれ球を押し込まれた。4分後にはカウンターで2点目を奪われた。同39分にCKからDF堂鼻がヘディングシュートを決め、以降も決定機が続いたが、反撃が及ばなかった。(国井貴宏)
流れつかみ切れず
勝ち点3が遠い。福島は開幕から無敗の首位大宮に屈し、今季6敗目を喫した。3月17日の第4節から勝ち星と遠ざかり、順位は18位に追い込まれた。寺田周平監督は「毎回同じ話になってしまうが、下を向いてもしょうがない。改善すべき点を見つけ、できたところは評価しながら次へ進む準備をしたい」と語った。
前半からゴールに迫る場面もあったが、流れをつかみ切れなかった。「ボールを持った選手の考える時間が長くなってしまった」と指揮官。大宮のプレッシャーでボールを奪われ、中盤でのつながりを欠いた。
それでも守備陣が相手の攻撃をしのぎ続けていたが、後半中盤になってセットプレーから、こぼれ球を押し込まれて失点。2失点目のカウンターも守備陣が防ぎにいったが、体に当たったボールが大きく跳ねてゴールに吸い込まれた。
直後に1点を返したDF堂鼻起暉(かずき)は「もったいない失点。あともう一歩寄せるとか、ちょっとした積み重ねが必要」と反省した。
次節もホームで15位の岩手を迎える。堂鼻は「勝ちをつかめるようにプレーするのが全て」と言葉を絞り出した。(国井貴宏)