いわきFC攻撃力に磨き 全国社会人県大会決勝、28日から東北予選

 
【いわきFC―相馬サッカークラブ】前半ロスタイム、12点目のシュートを決めるMF高橋=いわき市・いわきFCフィールド

 いわきFC(東北社会人リーグ2部南)が相馬サッカークラブ(同)を下し3連覇を果たした、15日の全国社会人選手権県大会決勝。3年連続同カードとなった試合は、いわきが序盤から主導権を握り、昨年2―0の接戦を演じた相手に大差を付け東北予選会出場を決めた。

 いわきは前半、MF高橋大河が4得点を奪うなどし12得点の猛攻。後半も3点を追加し、終始攻め続けた。

 28日に岩手県で開幕する東北予選会には、東北各県の予選を勝ち抜いた代表チームと東北社会人リーグ1部チームの計16チームが出場。トーナメントで全国大会の出場権を争う。

 前半だけで12得点し、終始攻め続けたいわきが、相馬に反撃の隙を与えず大差を付けた。

 いわきは前半6分に小枇がヘディングシュートを決めると、高橋、平沢、吉田篤らがサイドからのクロスや中央突破など多彩な攻撃展開でゴールを量産。前半だけでシュート24本を放つ猛攻で主導権を握った。後半は好機を逸する場面もあったが16本のシュートを放ち3点を追加した。

 相馬はラインを下げ、人数をかけた守備で対抗したが、いわきの攻撃を防ぎきれず大量失点。反撃は前半のシュート1本にとどまった。