いわきFC、「3・4・3」に変化を 17日・ルヴァン杯新潟戦
サッカーJ2のいわきFCは17日、ホームのハワイアンズスタジアムいわき(いわき市)で行われるYBCルヴァン・カップ1次ラウンド2回戦でJ1のアルビレックス新潟と対戦する。午後7時開始予定。「福島民友プレゼンツマッチ」の位置付けで行われ、福島民友新聞社はニュースサイト「みんゆうNet」で試合経過をリアルタイムで発信する。16日までに両チームの監督が報道陣の取材に応じ、意気込みを語った。
いわきの田村雄三監督は14日の公開練習で「多くの選手にチャンスを与えたい」と語った。今回の新潟戦から中3日の厳しい日程でJ2のアウェー戦を控えることから、疲労を考慮した選手選考が行われそうだ。
「全選手が『3・4・3』をできるようになってほしい」と布陣は普段のリーグ戦と変えない方針を口にしつつも、特徴に合わせた選手の組み合わせを模索する考えだ。指揮官はドリブルが得意なMF加藤悠馬を例に挙げ、「ポジションはシャドー(トップ下)だけど攻撃時はサイドのタッチライン際の方が特徴は出る。それなら(加藤の)後ろのウイングバックは内側でプレーするとか、変化を入れるのも良い」と語った。
新潟については「オーソドックスな『4・2・3・1』で戦うチーム」と分析。「(13日に対戦した)清水とあまり変わらない。清水戦と同じことができれば良い」と意気込んだ。
新潟・松橋監督、展開コントロール必要
新潟の松橋力蔵監督は16日の練習後、「リーグ戦と変わらず大切な一試合になる」と勝利を目指す意志を示した。
いわきについては「(フィジカルを生かした)ダイナミックなサッカーをするが、フォーメーションも緻密に変化させてくる。良いチーム」と印象を語った。
パスでボールを丁寧につなぐ攻撃が得意な新潟に対して、いわきがハイプレスをかける展開が予想される。松橋監督は「(ボールをつなぐ新潟のスタイルは)方法の一つ」とスタイルに固執しない姿勢を示しながらも、「ボールが(自陣と敵陣を)行ったり来たりすると、うちの良さは出ない。展開のコントロールが必要になる」と戦いを見据えた。
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