ハワスタ、スマホの通信「速く強く」 Wi-Fiも設置予定

 
過去最多の入場者5044人を記録したスタジアム周辺=昨年11月

 いわき市のハワイアンズスタジアムいわき周辺で、課題となっていた通信環境の整備が進んでいる。通信大手2社が基地局の増強などに取り組んだ。市も通信端末400台分に対応できる公衆Wi―Fiの設置を予定しており、さらに充実する見通しだ。

 スタジアム周辺ではこれまで、サッカーJ2いわきFCがホーム戦の会場とする際、来場者で混み合い、通信障害が発生していた。また、いわきFCの試合以外でも、スタジアムがある21世紀の森公園内でイベントが開催されると、通信環境が悪化。これらの状況を受け、改善を望む声が市などに寄せられていた。

 市やクラブによると、環境整備に取り組んだのは、ソフトバンクとNTTドコモ。両社とも2月中に作業を終えたという。KDDI(au)については昨季から通信障害がないという。

 通信環境の整備を受け、クラブはスタジアム周辺での完全キャッシュレス化を進める方針だ。スタジアム周辺の飲食ブースでは、会計時の混雑が課題となっており、観戦環境の充実につながる取り組みとして期待される。