懐かしの味求めて...大熊町民にぎわい 交流イベント「商店祭」

 
大熊の懐かしの味などを楽しむ人でにぎわった商店祭

 かつて大熊町にあった店と、現在の大熊で活動する事業者が集まる交流イベント「おおくま商店祭」は16日、同町下野上のKUMA・PRE(クマプレ)で開かれた。懐かしの味などを求める町民らが訪れ、にぎわいを見せた。UR都市機構とバトンの主催。

 かつて大熊で営業していた店舗では、歌謡スナックより道とマルヤス商店、あとりえ花遊(はなあそび)が出店。来場者に昔の大熊に思いをはせてもらおうと、震災前の住民にはなじみ深い町商店振興協同組合の「マイベアカード」が配られた。

 買い物やイベントに参加するとカードにポイントが与えられ、満点になると震災前の大熊で人気だったカムラ洋菓子店の「UFOパン」と交換する仕組みとした。キッチンカーなどで販売する食べ物も人気で、来場者は復興が進む大熊の青空の下、楽しいひとときを過ごした。