郡山駅前に5階建てテナントビル 来春開業予定、飲食店など誘致

 
JR郡山駅西口に建設が予定されているテナントビルのイメージ

 福島県郡山市駅前2丁目に来年3月ごろ、5階建てのテナントビルがオープン予定であることが18日、関係者への取材で分かった。市が進めている大町土地区画整理事業に合わせ、3階の一部分をJR郡山駅西口に続くペデストリアンデッキにつなげ、駅前のにぎわいの創出につなげる。

 テナントビルは、不動産賃貸業橋本地所(郡山市)がビッグアイ側から西側に続く「日の出通り」の入り口に建設する。鉄骨造り5階建てで、延べ床面積は約2500平方メートル。1~5階に17区画を設ける予定で、地元の飲食店や県内初進出の店舗などの誘致を検討している。

ビル建設予定地の地図

 4月上旬にビルの建設を始め、来年1月ごろ完成する見通し。テナントの内装工事を経て、同3月ごろの開業を予定している。

 車いす利用者や高齢者らがビルのエレベーターを使って、ペデストリアンデッキから駅構内と街中を気軽に行き来できるようにする。橋本地所の橋本真悟取締役社長は「JR郡山駅前の魅力や利便性の向上に努めたい」と話した。

 大町土地区画整理事業の対象エリアは「日の出通り」から旧国道4号までの約2.2ヘクタール。道路の改良工事やペデストリアンデッキを整備し、2025年度の完成を目指している。