中央台南の映像最優秀 KWN日本・中学部門、震災学習の様子紹介

 
審査員から盾などを受け取った(右から)白土さん、鈴木美空さん、鈴木結瑛さん

 全国の小、中学、高校生が制作した映像作品で競うパナソニックの「キッド・ウィットネス・ニュース(KWN)日本コンテスト2023」で、いわき市の中央台南中の作品が中学生部門の最優秀作品賞に輝いた。17日、東京都で表彰式が行われた。

 制作メンバーは鈴木美空(みく)さん、鈴木結瑛(ゆえ)さん、東愛心(あこ)さん、白土菜南(ななみ)さん(いずれも1年生)の4人。東日本大震災をテーマにした約5分間の作品「Coming Back Home ~帰郷」を制作した。

 「学ぶ」「考える」「行動する」の3部構成で、同校で行われた震災学習やボランティア活動を紹介。生徒へのインタビューも盛り込み、「(災害に備えて)家で備蓄をするようになった」「震災を忘れてはいけないという思いを持ち続けたい」などの言葉を紹介した。

 表彰式には鈴木美空さん、鈴木結瑛さん、白土さんの3人が出席。トロフィーなどを受け「素晴らしい作品の中から選ばれて光栄。聞くべき質問を考えながらインタビューをした。いろいろな人の助けがあった」と喜びを語った。制作を支援した亀岡点(ともる)教諭も同席した。

 八沢小作品にも賞

 またパナソニックの従業員が投票で決めた「Panasonic賞」には、南相馬市の八沢小5年生の作品「なくならないよ~私たちの宝物~」が選ばれた。

 両作品とも大会のユーチューブから見ることができる。詳細は同社ホームページへ。