東日本大震災3年3カ月特集
東日本大震災から6月11日で3年3カ月を迎えるが、東京電力福島第1原発事故の廃炉に向けた環境整備は遅れが目立つ。県が第1原発周辺の海水に含まれる放射性物質の独自検査を始めて1年が経過しても、汚染水トラブルや地下水バイパスなど漁業者らの不安は解消されていない。一方、川内村では清流を生かした村の観光振興など、地道に取り組んでいる。美しい水と安心を取り戻すため、県民の闘いは続く。
【新たな力】 安心取り戻す闘い続く、自然に見せられ決意
「少しでも復興の力になりたい」と話す新人職員の関さん=川内村・いわなの郷 東京電力福島第1原発事・・・[続きを読む]
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