桑折町「子育て世帯」受け入れ 復興公営住宅、定住意向が条件

 

 復興公営住宅を巡り、市町村営も入居要件の見直しが進む可能性がある。桑折町は2021年度から、定住の意向がある子育て世帯を町営復興住宅で受け入れている。空室になり次第、子育て世帯促進住宅として用途を変更し、町内外から入居者を募集。15戸の住宅は今月1日現在で空きがない状態という。

 町は時間の経過に伴い、被災者の生活再建が進んできたと判断。空室の活用により地域コミュニティーを維持し、若い世代の定住増加につなげる狙いがある。同居する高校2年生までの子どもが2人以上いる場合、2人目以降は家賃(6万5000円~)を1人当たり5000円減額し、最低家賃を5万円とする。立地場所の利便性も高いため、町内外の子育て世帯から問い合わせがあり、応募者が多い場合は抽選で決めている。