「夏の福島大会」7月7日開幕 21年度高校野球大会日程決まる

 
新理事長に就任した木村氏

 県高野連は20日、郡山市で理事会を開き、本年度大会日程を決めた。夏の甲子園につながる第103回全国高校野球選手権福島大会は7月7日に開幕し、メイン球場をいわきグリーンスタジアム(いわき市)、サブ球場を白河グリーンスタジアム(白河市)として県内5球場で行う。決勝は同25日の予定。

 【高校野球】2021年度・各種大会「日程一覧」

 観客の有無など新型コロナウイルス感染症対策については今後、検討する。また役員改選では、定年退職に伴い、2014年から理事長を務めていた小針淳氏(60)が退任して顧問に就任。新理事長に木村保副理事長(50)=福島商高教=を選んだ。任期は小針氏の残任期間となる来年度の理事会まで。

 このほか、東北6県の代表校が戦う春季東北大会について、参加チームが18から14に減らして開催されることが報告された。開催県と次年度開催県は3チームずつ、残りの4県は2チームとなる。22年度大会が本県開催のため、春季県大会の上位3チームが東北大会に出場する。

 新理事長・木村保に聞く コロナ下「球児を第一に」

 木村保新理事長に就任の抱負を聞いた。

 ―抱負を。
 「球児を第一に考え、球児に憧れる子どもたちの育成にも努める。一人でも多くの人に高校野球の魅力を発信できるよう努めたい」

 ―新型コロナウイルス対策など大会運営で課題は多い。どう取り組むか。
 「中止というのは簡単。感染対策を講じ、どのように開催できるか考えていく。応援歌の音源を流した選抜大会のように各校の協力も必要。夏の大会をこれまでの光景に近づけたい」

 ―部員の減少が進む。
 「統廃合が進み、課題はたくさんある。前任の磐城高では生徒が小学校に出向き、子どもたちに野球を教えていた。コロナ下でもできることに工夫をして取り組んでいきたい」

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