ふたば未来・井堀主将が宣誓「全力で戦い抜く」 高校野球福島大会

 
選手宣誓するふたば未来主将の井堀

 「一人一人が輝き、多くの人に感動と希望を与えられるよう、全力で戦い抜くことを誓います」。9日に開幕した第104回全国高校野球選手権福島大会の開会式の選手宣誓で、ふたば未来主将の井堀優陽(ゆうひ)(3年)は高らかに誓った。

 宣誓文には家族や支えてくれた全ての人への感謝の気持ちを込めた。出場全チームを代表して堂々と読み上げた井堀に観客から温かい拍手が送られた。大役を務め上げ、「練習通りにうまくできてほっとしている」と笑みを浮かべた。

 集大成の夏は第8シード校として臨む。「甲子園を目指して悔いの残らない戦いをする」と力強く語った。

 日大東北主将、優勝旗を返還

 昨夏18年ぶりに頂点に立ち、今大会はノーシードから連覇を狙う日大東北の主将鈴木良輔(3年)は、開会式で優勝旗を返還した。「プレッシャーは感じているが、自分たちのチームカラーを出すだけ」と大会への意気込みを語った。

 昨年の優勝時もベンチ入りしていた鈴木。先輩たちからは「重く受け止める必要はない。自分たちの良さを存分に出せ」と声を掛けられたという。

 今年の開会式には祖父母も駆け付けた。「コロナでなかなか現地でプレーを見てもらう機会がなかったので、元気な姿を見せたい。甲子園で再びみんなで戦いたい」と決意を口にした。

 小学生2人が堂々始球式

 郡山リトルリーグの遠藤奏月(りず)投手(西田学園小学部6年)と佐久間雄之介捕手(沢石小6年)のバッテリーが始球式を務めた。2人は堂々としたプレーを見せた。

 3年生からバッテリーを組んでいるという2人。夢はメジャーリーガーという遠藤投手は「最後まで投げきることができた」と笑顔を咲かせた。佐久間捕手の姉の凜莉(りり)さんは、開幕試合で登場した田村の記録員としてベンチに入る。「姉にいい姿を見せられた。将来、選手としてこの舞台に立ちたい」と目標を語った。

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