【戦評】夏の全国高校野球福島大会・第2日

 

 ◇夏の全国高校野球福島大会・第2日(10日・ヨーク開成山スタジアムほか1、2回戦14試合)

【7月10日の試合結果】夏の全国高校野球福島大会・第2日

【戦いの跡】第104回全国高校野球選手権福島大会

 南会津 13―4 会津

 【評】南会津が15安打の猛攻で7回コールド勝ち。南会津は4点を先行した7回、2死満塁から星の三塁打などで5点を挙げ、大きく突き放した。会津は9安打を放ったが4点にとどまり、打ち負けた。(津村謡)

 会津工 4―3 郡山

 【評】会津工が郡山の追い上げを振り切った。2点リードの9回裏、安打と失策で1点差に迫られた。1死三塁とピンチが続いたが、9回からマウンドに立った上野が粘投、後続を抑えた。郡山は最終盤で好機を逸した。(弥永真依)

 郡山東 7―6 葵

 【評】郡山東がシーソーゲームを制した。同点で迎えた9回表、2死二塁で佐久間が右翼方向に適時三塁打を放って勝ち越した。葵は最終回に2死から失策で走者を出したが、生かすことができなかった。(弥永真依)

 日大東北 18―0 喜多方

 【評】日大東北が16安打と猛打で圧倒した。初回、奈須優翔と山下の適時打で3得点。2、3回も得点を重ねてリードを広げ、4回は打者15人の猛攻で一挙10得点を奪った。喜多方は1安打と打線に勢いがなかった。(熊田紗妃)

 郡山商 6―5 帝京安積

 【評】郡山商が終盤に勝負強さを見せた。3―5で迎えた9回、1死満塁の好機で菊地が走者一掃の適時三塁打を放ち、試合を決めた。帝京安積は8回に2点を勝ち越すも、9回は守備の乱れが失点に響いた。(熊田紗妃)

 東日大昌平 6―1 福島東

 【評】東日大昌平が着実に加点し快勝した。1回2死満塁から村井の左前打で先制。3回1死三塁からは村井のスクイズ、5回は佐藤がランニング本塁打を放った。福島東は9回に佐藤秀が適時打を放ち一矢報いた。(小野原裕一)

 いわき光洋 4―1 白河旭

 【評】投手戦をいわき光洋が制した。鈴木天は5回まで無失点の好投。一度も連打を許さず最少失点で切り抜けた。白河旭の小林は相手に的を絞らせなかったが、四球などで走者を背負った場面で粘れなかった。(小野原裕一)

 ふたば未来 8―1 会津北嶺

 【評】ふたば未来が地力を見せ付けた。5回2死二塁、岩佐の右中間二塁打で追加点を挙げ、6回は佐藤哉の2点本塁打などで突き放した。会津北嶺は4回に富山の同点打で追い付いたが、打線のつながりを欠いた。(小野原裕一)

 相馬 11―0 福島北(5回コールド)

 【評】勝負強い打撃が光った相馬が快勝した。初回、押し出し四球で先制すると、3回以降は4本の長打を含む10安打を放って、毎回得点を重ねた。福島北は5失策と守備が乱れ、攻撃にリズムをつなげられなかった。(副島湧人)

 聖光学院 10―0 船引(5回コールド)

 【評】投打がかみ合った聖光学院がコールド発進した。2回、伊藤の適時打で先制すると、盗塁を絡めて着実に加点した。投手陣はコーナーを突く丁寧な投球で得点を許さず、船引は2安打に抑えられた。(副島湧人)

 学法福島 13―1 二本松工(5回コールド)

【評】学法福島が13安打と打線が爆発し、大勝した。初回、8連打を含む打者一巡の猛攻で11得点。その後も3回に4番山本が2点本塁打を放つなど追加点を挙げた。二本松工は1安打と打線が沈黙した。(副島湧人)

 いわき湯本 10―2 福島工

 【評】いわき湯本がコールドで勝利した。2回、鈴木聖の犠飛や小河原優の右翼線への適時二塁打で一挙4点を奪い、その後も攻撃の手を緩めず点差を広げた。福島工は9安打を放ったが打線のつながりを欠いた。(伊藤大樹)

 学法石川 7―1 須賀川創英館

 【評】学法石川が終始主導権を握り、勝利した。初回から連打などで好機をつくると、4番上野の犠飛で先制した。7、8回にも点を重ねて突き放した。須賀川創英館は4安打に抑えられ、好機をつくれなかった。(伊藤大樹)

 光南 31―0 会津農林(5回コールド)

 【評】光南が28安打の猛攻を見せ、5回コールドで快勝した。初回、3番石本の先制の適時打に続いて連打で一挙10点を奪うと毎回点差を広げた。会津農林は4失策と守備が乱れ、打撃も1安打と沈黙した。(伊藤大樹)

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