秋季福島県大会「ベスト8」決まる 堅実に福島商、采配ピタリ
第69回秋季東北地区高校野球県大会第5日は19日、いわき市のいわきグリーンスタジアムと楢葉町のSOSO.Rならはスタジアムで2回戦5試合が行われ、ベスト8が出そろった。
福島商は帝京安積に3―1で競り勝った。郡山は延長10回の末、6―5で白河に勝利。磐城は日大東北を5―1で下した。聖光学院と学法石川はコールド勝ちした。
前期日程は終了し、後期日程は23~25日に行われる。大会第6日の23日はいわきグリーンスタジアムとSOSO.Rならはスタジアムで準々決勝4試合を行う。
狙い球を好打、5年連続8強
新監督が求める「確実性」にナインが応え、終盤までもつれた接戦を制した。福島商は5年連続でベスト8に駒を進めた。
今夏の福島大会後に渡辺真也監督が就任。今大会が初采配となった渡辺監督が掲げる理想は「犠打を決める。確実に1点を取れるチーム」。新チームはこの試合、理想に掲げる堅実なゲーム運びで県大会初戦を勝利した。
3回、四球で出塁した高橋尚也(1年)を鈴木翔大(2年)が犠打で二塁に進め、武藤球太(同)の適時打で手堅く先制した。
渡辺監督の読みと采配が光ったのは、1―1の同点で迎えた8回。直球が増えた相手投手の配球に気付き打者に狙い球を指示。先頭の関根紀(同)が応え、二塁打を放つと佐藤優(同)の左前打で勝ち越した。
準々決勝の相手は聖光学院。県北支部大会を首位で突破した確実な野球で王座奪取を狙う。
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