聖光学院、利府に大勝「4強」 センバツ王手、15点でコールド

 
【利府―聖光学院】2回表聖光学院1死一、二塁、左前適時打を放つ横堀=あづま球場
準々決勝
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聖光学院
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利府
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(5回コールド)

 第70回秋季東北地区高校野球大会第3日は15日、福島市のあづま球場と郡山市のヨーク開成山スタジアムで準々決勝4試合を行い、本県第1代表の聖光学院は利府(宮城第2代表)に15―0で5回コールド勝ちし、2年連続ベスト4に駒を進めた。17日の準決勝で能代松陽(秋田第1代表)に勝利すれば来春の選抜高校野球大会(センバツ)出場が有力となる。午前10時試合開始予定。

 強気の横堀、チーム最多「3安打」

 東北の舞台でも聖光打線が止まらない。初戦の仙台南(宮城第3代表)戦に続いて2試合連続のコールド勝ち。大量15点を奪う試合に斎藤智也監督も「自分の打撃に徹し、集中して野球ができている」とナインの戦いぶりをたたえた。

 カットボールが決め球で今大会指折りの好投手と評された利府のエース長谷川祥太(2年)を攻略した。

 初回、先頭打者の田野孔誠(同)が気迫のヘッドスライディングで出塁すると、続く横堀航平(同)は3―2のフルカウントから「カットボールが来る」と狙っていた。外角に逃げるボールをしっかり踏み込んで強打。左中間にはじき返し、先制に成功した。初回に3点を奪っただけで終わらないのが新生聖光打線の強さ。2回は4連打で3点、3回には打者一巡の猛攻で6点を奪い圧倒した。チーム最多の3安打を放った横堀は「技術よりも相手に向かっていく姿勢ができている」と好調の要因を語った。

 県大会同様、東北の強豪校を相手に自慢の打撃力で勝ち進む聖光学院ナイン。2013(平成25)年以来、5年ぶりの「センバツ」が現実味を帯びてきた。

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