聖光はV3懸け19日初戦 秋季高校野球県大会、16日開幕
来春の選抜高校野球大会出場につながる第75回秋季東北地区高校野球県大会の組み合わせ抽選会は8日、県高野連事務局と各支部をつないでオンラインで開かれ、出場66校59チームの対戦カードが決まった。
夏の甲子園に出場した聖光学院は19日に白河グリーンスタジアム(白河市)で開かれる2回戦第2試合(午後0時30分開始予定)で福島高専と小名浜海星の勝者と初戦を戦う。
大会は16日に開幕する。いわき市のいわきグリーンスタジアムをメインに、白河グリーンスタジアム、あいづ球場(会津若松市)、ヨーク開成山スタジアム(郡山市)の4会場で行う。日程は16~20日、23~25日、30日、10月1日。上位3校は10月に秋田県で開かれる東北大会に出場する。
計8チームのシード校は、支部大会優勝の福島商、日大東北、学法石川、会津学鳳、いわき湯本、相馬と夏の甲子園に出場し、支部大会免除の聖光学院、支部大会準優勝校の中から抽選で選ばれた白河となった。抽選会では各チームの監督らが画面越しにくじを選択し、対戦カードを決めた。
新チーム66校が対決
新チームの実力が試される秋季県大会は全校が参加する。来春のセンバツ出場につながる東北大会の切符を懸けて66校59チームが熱い戦いを繰り広げる。
学石 頭ひとつリード
県南支部王者の学法石川と県北支部王者の福島商のブロックは、支部大会40得点の学法石川が頭ひとつ抜けている。夏4強の郡山と会津北嶺がシード校撃破を目指す。福島東、いわき光洋もあなどれない存在だ。
聖光、日大東北が軸
聖光学院と県中支部を制した日大東北のブロックは春に続く東北大会出場を目指す2校が軸になりそう。夏を経験した2年生が多く残る田村や平工、郡山商など力のある公立校の台頭に期待がかかる。
実力校そろい混戦
相双支部優勝の相馬といわき支部優勝のいわき湯本のブロックは支部を制し、勢いに乗る2校を中心に実力校がそろう。夏8強の公立の雄光南や福島成蹊がシード校の対抗馬となり、好ゲームを予感させる。
新監督昌平 上位狙う
県南支部準優勝の白河と会津支部王者の会津学鳳のブロックは新監督で臨む東日大昌平が入り、上位をうかがう。会津学鳳は支部決勝で会津北嶺との接戦を制した。夏8強の伝統校磐城の戦いぶりにも注目だ。
3連覇を目指す聖光学院に各チームがどう挑むか。支部大会の反省を生かし、実りある大会となることを期待したい。(熊田紗妃)
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