会津若松市、市の部・総合優勝 ふくしま駅伝 町の部は石川制す

 
2年ぶり6度目の総合優勝を果たした会津若松市のアンカー五十嵐拓也=県庁前

 第35回市町村対抗県縦断駅伝競走大会(ふくしま駅伝)は19日、白河市のしらかわカタールスポーツパーク(白河市総合運動公園)陸上競技場をスタート、福島市の県庁前をゴールに16区間96・3キロで開かれ、会津若松市が2年ぶり6度目の市の部・総合優勝を果たした。町の部は石川町が8年連続8度目、村の部は西郷村が2年連続6度目の優勝を飾った。

 福島陸上競技協会などの主催。県内の全59市町村が参加し、7町村による連合チーム「希望ふくしま」、後半9区間のみを走る「オープン参加」の古殿町と飯舘村を含む53チームがたすきをつないだ。

 会津若松、強力な布陣区間賞5人

 会津若松市が市の部最多の5人が区間賞に輝くなど強力な布陣で臨み、2年ぶりに王座に返り咲いた。アンカーを務めた五十嵐拓也(会津信用金庫)は、右腕を横いっぱいに伸ばし、人さし指を立てて、心地よさそうにゴールに駆け込んだ。

 9区で1位と1分12秒差の3番手につけていた会津若松市は、10区で実業団で活躍する物江雄利(かつとし)(Kao)が逆転に成功し、首位に立った。13区の佐藤翔太(専修大3年)は区間新の走りで差を広げるなど、11区以降はトップを譲ることなく、盤石のたすきリレーだった。

 五十嵐は「全員がベストを尽くした結果が優勝につながった」と喜びをかみ締め、高橋聡監督は「10区の物江につなぐ7~9区の中学生の走りで流れをつかめた。堂々とした走りを見せてくれた」とねぎらった。


【総合成績】
〈1〉 会津若松市  5時間5分8秒
〈2〉 いわき市   5時間6分43秒
〈3〉 郡山市    5時間7分22秒
〈4〉 二本松市   5時間14分8秒
〈5〉 石川町    5時間15分11秒
〈6〉 福島市    5時間15分37秒
〈7〉 会津美里町  5時間16分54秒
〈8〉 須賀川市   5時間18分18秒
〈9〉 白河市    5時間21分44秒
〈10〉田村市    5時間22分15秒
〈11〉本宮市    5時間22分23秒
〈12〉南相馬市   5時間26分55秒
〈13〉西郷村    5時間27分20秒
〈14〉三春町    5時間29分22秒
〈15〉鏡石町    5時間29分42秒
〈16〉猪苗代町   5時間30分27秒
〈17〉矢吹町    5時間31分8秒
〈18〉喜多方市   5時間32分42秒
〈19〉広野町    5時間33分39秒
〈20〉泉崎村    5時間33分43秒
〈21〉浅川町    5時間42分44秒
〈22〉中島村    5時間43分32秒
〈23〉会津坂下町  5時間44分19秒
〈24〉桑折町    5時間45分0秒
〈25〉伊達市    5時間45分31秒
〈26〉棚倉町    5時間47分12秒
〈27〉平田村    5時間48分30秒
〈28〉浪江町    5時間49分35秒
〈29〉北塩原村   5時間49分42秒
〈30〉希望ふくしま 5時間51分12秒
〈31〉相馬市    5時間52分25秒
〈32〉玉川村    5時間54分36秒
〈33〉新地町    5時間55分54秒
〈34〉大玉村    5時間56分26秒
〈35〉天栄村    5時間56分30秒
〈36〉矢祭町    5時間56分50秒
〈37〉南会津町   5時間57分43秒
〈38〉川俣町    5時間58分36秒
〈39〉小野町    5時間59分43秒
〈40〉楢葉町    6時間1分15秒
〈41〉大熊町    6時間1分44秒
〈42〉西会津町   6時間2分 5秒
〈43〉鮫川村    6時間2分35秒
〈44〉磐梯町    6時間11分48秒
〈45〉塙町     6時間12分16秒
〈46〉国見町    6時間12分37秒
〈47〉富岡町    6時間17分18秒
〈48〉柳津町    6時間18分3秒
〈49〉下郷町    6時間24分36秒
〈50〉只見町    6時間29分19秒
〈51〉双葉町    6時間29分52秒

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