岩谷(いわき)が初優勝、Jヴィレッジハーフマラソン

 
ハーフマラソンのスタートを切るランナー=Jヴィレッジ

 被災地の地域振興や交流人口拡大を目的とした「Jヴィレッジハーフマラソン2023」が10日、Jヴィレッジを発着点に楢葉、広野両町で開かれた。ハーフマラソン一般男子の高校生~39歳の部で岩谷翼(いわき市)が1時間10分55秒で初優勝した。

 ハーフマラソンに955人、5キロに249人、1キロに148人の計1352人が出場。性別と年代別にハーフ6部門、5キロ8部門、1キロ3部門を実施した。海沿いを南北に走る県道広野小高線(通称・浜街道)などを舞台に健脚を競った。

 今大会ハーフで最速タイムだった岩谷は「初優勝できうれしい」と笑顔。学法石川高、山梨学院大で陸上に取り組み、箱根駅伝は2年連続でエントリーされた。今春大学を卒業し県内で就職。市民ランナーとして県内各地の大会で好成績を残している。次戦は来年2月のいわきサンシャインマラソン。「2時間30分切りを目指し、練習を積む」と意気込む。

 森保監督がエール

 サッカー男子日本代表の森保一監督がゲストとして参加し、沿道からランナーに声援を送り、表彰でプレゼンターを務めるなど大会を盛り上げた。森保監督は「サッカーの聖地Jヴィレッジで、ランナーとコミュニケーションの輪がつくれた。皆さんから活力をもらった」と笑顔を見せた。

 日本代表は来年1月にカタールでのアジアカップに臨む。森保監督は「ランナーから『日本代表を応援している』との声もいただいた。子どもたちが抱く夢や希望、サッカーを応援する人たちの思いを感じて試合に臨みたい。元日にはタイ戦もある。多くの方に応援してほしい」と語った。

231212soprt-run701-2.jpgプレゼンターを務めるなど大会を盛り上げた森保監督

おすすめPickup!ニュースの『玉手箱』

いわきFC連勝、5位浮上 栃木に1-0逃げ切り、サッカーJ2