郡山市の市民交流プラザで２５日、日本公衆衛生学会の自由集会が開かれ、「健康づくりと運動」や「喫煙対策」について専門家の知見が発表された。

　このうち、管理栄養士や栄養士の発表では、西日本豪雨で活動に当たった全国保健所管理栄養士会長で岡山県備北保健課の焔硝岩（えんしょういわ）政樹副参事らが「危機管理時の栄養および食生活の支援を振り返って」をテーマに講演した。

　焔硝岩氏は岡山県倉敷市などで避難所を巡回した経験を踏まえて「同じ食事が継続して提供されていた。健康面で影響が出た恐れもある」と指摘。的確な栄養・食生活支援を行うために、市や保健所との連携体制の構築を課題に挙げた。