いわきFC・岩渕選手が年間MVP みんゆうアワード、チームけん引

 
丹野編集局長から「みんゆうアワード2023ベストゲーム賞」と「第32~42節MVP賞」を受ける山下選手(右)。年間MVP賞の岩渕選手には大堀相馬焼のシャーレが贈られた=いわきFCフィールド

 年間ベストゲームは第25節・水戸戦

 サッカーJ2いわきFCの最優秀選手(MVP)をサポーターや県民らの投票で選ぶ福島民友新聞社の「みんゆうアワード2023」の結果が19日発表され、年間MVPには6月に負傷離脱から復帰し、今季チーム最多タイの7得点を挙げたMF岩渕弘人選手(26)が選ばれた。年間ベストゲームは、4―3で大逆転勝利を飾った第25節の水戸ホーリーホック戦が選ばれた。

 第4弾MVPは山下主将

 期間ごとに選出する第4弾(第32~42節)のMVPはDF山下優人選手(27)。19日、いわき市のいわきFCフィールドで開かれたファン感謝祭の中で表彰式が行われた。

 無料通信アプリLINE(ライン)の福島民友公式アカウントなどを通じて投票を受け付け、年間MVPと年間ベストゲームに計439票、第4弾のMVPには計408票が寄せられた。

 岩渕選手は第22節の大宮アルディージャ戦でけがから復帰して得点を重ね、7月には6試合で5得点を挙げてJリーグの月間MVPにも輝くなどチームを勢いづけ、147票を獲得した。山下選手は第37節のFC町田ゼルビア戦で首位を走る相手から先制ゴールを決めるなど勝利に貢献。主将として最終節までチームをけん引し、79票を集めた。水戸戦は159票だった。

 表彰式では、丹野孝典福島民友新聞社編集局長が出席した山下選手にサポーターのコメント入り写真パネルや、浪江町から白河市に避難した大堀相馬焼の錨(いかり)屋窯で作った特製シャーレなどを贈った。山下選手は「このような賞を皆さんに選んでいただけて光栄。今年1年、皆さんと一緒に戦うことができて良かったと思う」と感謝した。

 投票者の中から選ぶ記念品当選者は後日、本紙朝刊で発表する。