スパリゾートハワイアンズを運営する常磐興産（いわき市）に今月入社し、常磐音楽舞踊学院に６０期生として入学した新人フラガール５人は１６日、夏ごろに予定されているデビューに向けて初レッスンに臨んだ。

　５人はいずれも１８歳で、東京電力福島第１原発事故に伴い浪江町から郡山市に避難した沢田（さわた）梨花（りんか）さんのほか、埼玉県深谷市出身の峰岸桃花さんと美弥（みみ）さんの双子、東京都江東区出身の鎌田希海（のぞみ）さん、茨城県桜川市出身の塚田夢乃さん。

　１期生から指導に当たっている同学院最高顧問のカレイナニ早川さん（９２）が「いかに手を長く見せるかが大事」などと声をかけながら丁寧に指導した。

　レッスン後、沢田さんは「早川先生に指導いただいてやっとフラガールに一歩近づけたかと思う」と笑顔で話した。