あんぽ柿、加工再開「モデル地区」・対象は3市町の860戸

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あんぽ柿、加工再開「モデル地区」・対象は3市町の860戸

 あんぽ柿の加工を再開するモデル地区は伊達、桑折、国見3市町の一部に設定された。

 対象農家は3市町の全生産農家の約半数に当たる約860戸。国や県、関係市町、生産団体などでつくるあんぽ柿復興協議会が、約1600戸の全農家から熟す前の果実(幼果)を集め、放射性セシウム濃度を検査。1キロ当たり10ベクレル以下の柿畑が8割以上を占める地域を選定した。

 あんぽ柿は、生の柿を乾燥加工して作る。このため水分がなくなって実の質量が小さくなり、1キロ当たりの実の数が多くなることで、セシウム濃度が加工前の4〜7倍に「濃縮」された形になる。モデル地区で生産される柿は、加工後も食品の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を下回ると想定されている。

 ただ、モデル地区でも幼果検査で比較的高いセシウム濃度が確認された柿畑周辺では、収穫前の果実を再度検査し、同7ベクレルを超えた柿畑の柿は加工を自粛する。さらに出荷前には、あんぽ柿をつぶさなくてもセシウム濃度を検査できる機器で全量検査を行い、安全性を最終確認。消費者に届く前の安全対策を徹底する。

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