「災害復旧工事」完了率は91% 津波被災地中心に早期完了へ

 

 県によると、東日本大震災で被災した県の公共土木施設の災害復旧工事は6月30日現在、査定決定数2122件のうち、着工したのは99%の2108件、工事が完了したのは91%の1930件に上る。

 下水、公園・都市施設、公営住宅は既に工事が完了し、このほかの完了割合は、道路・橋と港湾がそれぞれ97%、河川・砂防91%、漁港81%、海岸69%となっている。

 完了見通しは、道路・橋、港湾、漁港がそれぞれ本年度中、河川・砂防、海岸がそれぞれ2019年度中で、県は津波被災地を中心に工事の早期完了を目指す。

 帰還困難区域以外の避難指示が出された地域は340件の災害査定が済み、96%に当たる326件で着工、67%の228件の工事が完了した。帰還困難区域については、国が行う除染などとの調整を図りながら、災害復旧を進める。