夏の高校野球福島大会7日開幕 2年ぶり、68チーム出場

 
2年ぶりとなる大会を前に入場行進の手順などを確認したリハーサル

 2年ぶりの夏の甲子園出場を懸けた第103回全国高校野球選手権福島大会が7日、いわき市のいわきグリーンスタジアムで開幕する。開幕を前日に控えた6日は、同スタジアムで開会式のリハーサルが行われ、関係者が入場行進などの手順を確認した。

 大会には連合2チームを含む73校68チームが出場する。7日は開会式が午前10時から行われる。開幕試合の1回戦第1試合の県立石川―いわき総合戦は正午開始予定で、延べ11日間に及ぶ熱戦の幕が上がる。

 日程は前期が7~11日、後期は15~25日(移動日含む)。いわきグリーンスタジアムをメイン球場にヨーク開成山スタジアム(郡山市)、白河グリーンスタジアム(白河市)、あいづ球場(会津若松市)、信夫ケ丘球場の計5球場で行われる。

 決勝はいわきグリーンスタジアムで25日午前11時開始予定。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で福島大会が中止となり、代替大会が開催された。

 「司会責任果たす」 紺野、佐藤さん意気込み

 開会式の総合司会は、いわき光洋の紺野暖花(ほのか)さん(3年)と磐城桜が丘の佐藤真由さん(同)が務める。2人は「観客やメンバーに伝わるように丁寧に話したい」と意気込む。

 約1週間前に大役を言い渡された。両校のマネジャーとしていわき支部の大会などでアナウンスの経験があり、推薦されたという。2人は、過去の映像などを見ながら練習を積んできた。開会式の台本はこの日初めて手渡され「観客がいないのに緊張してしまった」と佐藤さんははにかむ。

 2年ぶりの夏の福島大会は2人の司会から始まる。紺野さんは「部員の頑張りが糧になった。私もしっかり責任を果たしたい」と表情を引き締めた。

おすすめPickup!ニュースの『玉手箱』

J2で初の3連勝へ いわきFC、3日千葉と対戦