学法石川、初戦は群馬・健大高崎 センバツ

 
対戦が決まり、握手を交わす学法石川の小宅善叶主将(左)と健大高崎の箱山遥人主将=8日、大阪市(代表撮影)

 第96回選抜高校野球大会(18日開幕・甲子園球場)の組み合わせ抽選会が8日、大阪市内で開かれた。33年ぶり4度目の出場となる学法石川は、大会第2日(19日)の1回戦第3試合で高崎健康福祉大高崎(群馬)と対戦することが決まった。午後2時開始予定。

 健大高崎は2年連続7度目の出場で、昨秋の関東大会4強。2012年のセンバツでは4強入りを果たしている。

 つなぐ打撃が勝利のカギ

 組み合わせ抽選会でくじを引いた主将の小宅善叶(よしと)(3年)は「内野安打やバントで1点を確実に取りたい。一つでも多く勝って校歌を歌う」と闘志を燃やした。健大高崎はU―15(15歳以下)日本代表に選出された経験を持つ2年生投手を擁するなど攻守で安定しており、学法石川ナインは気を引き締める。

 昨年夏ごろに行った練習試合では健大高崎に敗れており、遊撃手の福尾遥真(3年)は「健大高崎は打力があり、球速のある投手も多い。つなぐ打撃を心がけたい」と対戦を見据えた。

 キャンプで調整

 ナインは1日から7日まで静岡県でキャンプを行い、練習試合などでレベルアップを図った。複数の練習試合で登板した投手の佐藤翼(2年)は「試合を重ねるうちに実戦感覚を取り戻し、良いボールを投げられるようになった」と手応えを語った。

 12日の関西入り後も練習試合を予定しており、主将の小宅は「勝つために最高の準備をしたい」と力を込めた。

 ベンチ入り20人決まる

 学法石川のベンチ入りメンバー20人が決まった。大友瑠(3年)が昨秋の県大会と東北大会に続き、エースナンバーの背番号「1」を付ける。

 昨秋の東北大会でメンバー外だった山口大輔(3年)と飯島優音(3年)がベンチ入りした。

学石ベンチ入りメンバー

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