学法石川ナイン、甲子園で練習 グラウンド感触確認、監督感慨深げ

 
佐々木監督(右から2人目)が見守る中、投球練習でマウンドの感触を確かめる投手陣=甲子園球場

 第96回選抜高校野球大会(18日開幕)に出場する学法石川ナインは14日、甲子園球場での練習に臨み、グラウンドの感触を確かめた。

 主将の小宅善叶(よしと)(3年)のかけ声で一斉にグラウンドに飛び出したナイン。30分間の練習では野手陣がノックを中心に汗を流した。投手陣は佐々木順一朗監督が見守る中、投球練習を行い、マウンドの感覚を念入りに確認した。

 遊撃手の福尾遥真(3年)は「思ったよりボールが跳ねないことが分かった。当日は球場の雰囲気にのまれないようにしたい」と引き締まった表情を見せた。

 仙台育英(宮城)で監督を務めていた2017年夏以来、7年ぶりに甲子園の土を踏んだ佐々木監督は「やっぱり良い球場。ノックを打った時に『戻ってきたんだな』と思った」と感慨深げに語った。

 東海大仰星と練習試合、投打に収穫

 学法石川ナインは甲子園球場での練習後、大阪府枚方市で東海大大阪仰星と練習試合を行い、5―2で勝利した。

 学法石川は、渡辺莉央(3年)の2点適時打などで3点を先制すると、四球や犠打を絡めて得点を重ねた。投げては先発佐藤翼(2年)と2番手小宅善叶(3年)がいずれも無失点の好投を見せた。六回から登板した3番手大友瑠(同)は立ち上がりを攻められて2点を失ったが、七回以降はまとめた。

 勝利に貢献した渡辺莉は「盗塁を防げたことは自信になった。打撃は後ろにつなげるイメージでやっていく」と話した。

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練習試合でチームをけん引した学法石川の渡辺莉(左)=大阪府枚方市

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