流れは学法石川!降雨中断明け「逆転」 日大東北に8-3勝利
第72回秋季東北地区高校野球県大会第3日は13日、いわき市のいわきグリーンスタジアムなど3球場で5試合が行われ、福島商は延長の末、白河に9―8で勝利し、8強入りした。福島市のあづま球場で行われた第2試合の「東日大昌平―聖光学院」は四回途中で雨天のため中断し、そのままノーゲームとなった。
学法石川・佐々木監督「5回までに点を取れば流れが来る」
中盤に打線が機能した学法石川が逆転勝ちした。3点を追う4回は1死二塁で黒川の適時三塁打で1点をかえし、連続四球にで2死満塁とすると倉田の適時三塁打で3点を加えて一気に逆転した。7、8回に計4点を加え、勝利を決定づけた。日大東北は中盤以降は3安打で打線が振るわなかった。
降雨による36分間の中断をはさみ、流れは学法石川に大きく傾いた。「5回までに点を取れば流れが来る」。ナインは佐々木順一朗監督の言葉をプレーで体現、逆転に成功した。
再開直後だった。3点を追う4回裏、3番倉田春也(1年)に打席が回ってきた。1点を返して2死満塁の場面。初球のスライダーをフルスイングすると、センターを越える走者一掃の適時三塁打となり、試合をひっくり返した。
ナインの目標は遠ざかっている甲子園出場だ。倉田は「全ての試合が甲子園につながっている。気を抜かず謙虚に臨みたい」と表情を引き締めた。
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