環境配慮のカップで福島県産日本酒を振る舞う 世界水族館会議

 
生分解性プラスチックのカップに入った日本酒を受ける参加者(左)

 世界水族館会議の会場となるいわき市の小名浜魚市場で開かれたウエルカムパーティーでは、県産日本酒や県産食材を使った料理などが振る舞われた。

 パーティーには世界中の水族館関係者ら約350人が出席。杯には小松技術士事務所(いわき市)などが開発した、土に埋めると微生物などによって分解される環境に配慮した「生分解性プラスチック」のカップが採用され、出席者がプラスチックごみによる海洋汚染問題への取り組みに関心を高めた。

 食事のメニューには小名浜港で水揚げされたメヒカリの唐揚げや、県産ダイコンを使用したサラダが並んだ。

 パーティーに出席した同事務所の小松道男所長(55)は7日の会議で講演予定。「プラスチックごみを減らすための技術がいわき市から出ていることを知ってほしい」と語った。

 冒頭、アクアマリンふくしまの安部義孝館長が歓迎あいさつした。