雪室で熟成貯蔵 猪苗代の酒店、「特別純米無ろ過原酒」7月発売

 
雪室に日本酒を運び込む関係者

 日本酒を雪に囲まれた低温の室の中で熟成させる貯蔵作業が13日、猪苗代町の酒店「リカーショップうかわ」で行われた。7月中旬に室から出し、販売を始める予定。

 雪が詰まった店舗脇の雪室内は一年を通して室温2度、湿度約90%に保たれる。町内の稲川酒造店で造られた「特別純米無ろ過原酒」約千本を運び込んだ。約4カ月間、雪の中で熟成された「雪中貯蔵酒」は口当たりが柔らかく仕上がることから人気があるという。今季は暖冬で雪不足だったが、町内の雪を1月から少しずつ集めて雪室を埋めた。

 1度火入れをしたものと生酒の2種類があり、昨年から貯蔵していた同銘柄の「2年もの」も含めて計200本販売する予定。予約、問い合わせはリカーショップうかわ(電話0242・65・2226)へ。