会津と長州つなぐ酒 安倍昭恵さんら東京で披露

 
「やまとのこころ」の完成を祝う昭恵夫人(左)と新城社長

 安倍首相夫人の昭恵さんらでつくる女性グループ「Lady SAKE Project」が山口県で育てたコメと会津の水と技で造った純米大吟醸酒「やまとのこころ」を披露する会が6日、東京都内で開かれた。安倍晋三首相も訪れ、出席者と味を楽しんだ。

 酒造りは、昭恵さんと末廣酒造(会津若松市)の新城希子専務との出会いがきっかけで始まり、4回目。

 首相の地元、山口県下関市の昭恵農場で作られた酒米「山田錦」を末廣酒造で仕込んだ。戊辰150年に当たることから、関係者には「お酒が会津と長州との橋渡しになってほしい」との思いも強かった。

 昭恵さんと新城猪之吉社長が登壇して乾杯した。安倍首相もあいさつに立ち、関係者の労をねぎらった。

 グループによる酒造りは最後となるが、活動は続けるという。新城専務は「不思議なご縁で始まったが、戊辰150年の節目まで続けることができた。震災からの復興と平和を願いながらここまで来られたのは本当にありがたい」と感謝した。福島民友新聞社から五阿弥宏安社長が出席した。

 やまとのこころは720ミリリットル入りが会津木綿とセットで1万800円(税込み)。300ミリリットル入りは3240円(同)。

 問い合わせは末廣酒造(電話0242・54・7788)へ。