学生らが酒米栽培から仕込みまで...絶品!いわきハタチ酒

 
完成した新酒を手に笑顔を見せるメンバー

 いわき市内の酒販店有志でつくる「いわきハタチ酒プロジェクト」実行委員会は17日、いわき市平下高久のいわき新舞子ハイツで新酒贈呈式と懇親会を行った。3月に完成した新酒がお披露目され、参加した学生メンバーに手渡された。

 プロジェクトは、若者に日本酒に親しんでもらおうと、2018(平成30)年に始まった。

 今回の4期目の活動には市内の学生ら13人が参加。酒米の栽培から日本酒の仕込みまでを1年かけて体験した。

 この日の式にはメンバー9人が参加した。市内の酒販店「さわきや」代表社員で実行委員長の永山満久さんが「一口一口を楽しんで大事に飲んでほしい」とあいさつした。酒造りに協力した同市の太平桜酒造代表社員の大平正志さんがメンバー一人一人に新酒を手渡した。その後、懇親会でメンバーは地元の食材を使ったコース料理とともに新酒を味わい、酒造りと向き合った活動を振り返った。

 市内4店で販売

 メンバーが手掛けた「いわきハタチ酒」は「さわきや」など市内の酒販店4店で販売している。価格は四合瓶1540円、一升瓶3080円。