「社員楽しむこと大切」 「健康経営」3事業所代表ら事例紹介

 
「健康経営」について会談する出席者

 「健康経営」を進める県内3事業所の代表は、表彰式後の会談で従業員の健康維持・増進に関する事例を紹介し、取り組みを続けるために「社員が楽しんで健康づくりをすることが大切」などと語った。

 内堀雅雄知事、福島民友新聞社の中川俊哉社長らを前に説明した。有明の内田善啓社長は、アプリを使った運動の動機付けなどに取り組んでいると語った。社員の健康維持について「続けることが重要。従業員が健康課題を自ら見つけ、自主的に行動するようにしたい」と述べた。

 星機械設計の星照幸社長は「社員が体調を崩すと、本人にとっても会社にとってもいいことがない」との考えの下、従業員に健診を勧めている。現在は栄養バランスの取れた食事を社員に提供するなど、健康管理を図っているという。

 健康経営は「トップの固い決意が大切」と強調したのは南双サービスの西山和幸社長。従業員にウオーキングや人間ドック受診を推奨しており、「トップが自ら取り組み、健康を呼び掛け、社員が楽しみながら健康づくりをすることが重要だ」と強調した。

 内堀知事は「継続することは大変だが、明確な目的を持って取り組んでおり、県庁も学ばないといけないと感じた」とし、中川社長は「社としてウオーキング大会を開いているので、企業単位での参加などを連携して進めていきたい」と語った。