いわきFCアシストへ「33メートル応援幕」 金沢翔子さん揮毫

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金沢翔子さん揮毫の「一戦必勝」が力強く浮かぶ巨大応援幕のイメージ。10メートル×33メートルの迫力ある幕が出来上がる予定だ

 サッカーいわきFCの将来のJリーグ参入を期待する市民有志が、「市民の力でチームを応援したい」と縦10メートル、横33メートル(予定)の巨大応援幕(ビッグフラッグ)製作に乗り出した。個人、団体、企業などの名前を応援幕に入れる予定で、Jの舞台で名前入りの巨大応援幕がなびく日を待ち望む。企業スポンサーや行政、民間の支援団体誕生など充実するチームの後方支援に、市民の熱い思いが仲間入りする。

 「一戦必勝」。筆を執ったのは女流書家の金沢翔子さん(32)。相手に当たり負けしない、90分間走り続けるチームの真骨頂を連想させる力強い筆遣いが、チームカラーの「KINGレッド」の上に浮かび上がる。製作を企画した「いわきFCを応援する会」顧問で元参院議員の岩城光英さん(68)が仲介し実現した。同会の原恵司代表(47)は「圧倒的な文字の強さを感じる。夢が広がる」とさらに期待が膨らんだという。

 J1、J2リーグやJを目指すチームには本拠地のスタンドを覆うほどの巨大応援幕が掲げられている。通常は、地元後援会やチーム側が製作しているが、いわきFCの全国挑戦を現地に行って応援してきた仲間が、「市民のチームへの期待を形にしたい」と提案した。

 チームを運営するいわきスポーツクラブの了解を得て、チームスローガンの「WALK TO THE DREAM」を採用。揮毫(きごう)の下に白字で置くが、「みんなで応援していることを選手にも伝えたい」とスローガンの文字を賛同者の名前で埋める案を思い付いた。

 賛同者の名前を入れるのには、「いわき市を東北一の都市にする」の理念実現に参加したいという思いもある。また、市民の思いを形にしてチームに発信することで、10年先、20年先まで一緒に歩んでいく「証明書」にしたい考えだ。

 スタジアムで名前を探す楽しみを味わいたいと孫の名前で登録する人もいるという。市内小、中学校の校名を入れることも調整中で、「将来スタジアムに掲げられる巨大応援幕の名前を探しに出掛けることで、チームに興味を持つきっかけになれば」と話す。

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 巨大応援幕製作の協賛金は一口5000円。目標最低額は100万円で、個人、団体、企業など問わない。登録者の子どもは無料で名前を掲示できる。原代表は「賛同者が多ければ多いほど文字は小さくなるが募集は無限大」と呼び掛ける。問い合わせは応援する会(電話・ファクス0246・29・0490、携帯電話090・1370・1144)へ。