増子、岩渕議員「初登院」 臨時国会が召集、復興への思い新た

 
笑顔で登院ボタンを押す岩渕氏

 臨時国会が召集された1日、参院選で当選した本県関係議員も改選後初登院した。福島選挙区を制した民進党の増子輝彦議員は参院3期のベテランとして、比例代表で初当選した共産党の岩渕友議員は立法府の新たな一員として、ともに東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの本県復興への思いを新たにした。

 増子氏は国会正門前で「福島での(野党の)勝利は、原発事故による厳しい現状について今までの政策は駄目だという県民の審判だ」と指摘。その上で「永田町や霞が関で福島が風化していることは事実。『福島の復興なくして日本の再生なし』という言葉だけでなく、具体的な復興の努力を続ける」と決意を語った。

 岩渕氏は、党所属議員らと国会正門前に集合し「皆さまから寄せられた声を国会に届ける時が来た。身の引き締まる思い」と語った。復興政策については「安倍政権では被災地切り捨て、原発再稼働のため福島の事故を終わったことにしている。福島切り捨てを許さない、原発ゼロを目指して頑張りたい」と述べた。