福島大が「中井プラン2021」策定 現場の現職教員再教育

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 福島大は1月、震災から10年後の2021(平成33)年度までの間に目指す計画として「中井プラン2021」を発表した。同プランには、子どもたちの心のケアへのニーズの高まりなど、震災、原発事故後に教育現場が抱えることになった諸課題に対応できる人材を養成することを目的に、「教職大学院」の設置を盛り込んだ。主に現職教員に対する再教育を担う組織で、17年度から教員らを受け入れられるよう、準備を進めている。

 復興を支える人材の育成にも力を入れる。浜通りの被災地での実習など復興の取り組みを学ぶ授業科目群「ふくしま未来学」は、科目の充実を進める。理系分野では、環境中の放射性物質の動きなどを研究する環境放射能研究所を基盤に、環境放射能分野を学ぶ教育プログラムの確立を目指す。風評に苦しむ本県農業を支える人材育成をめぐっては、県内農業関係者から同大に「農学部」設置を望む声が強い。

 同大は新年度、農学系人材の養成組織創設に向けた具体的な調査に着手し、第3期中期目標・中期計画の早い時期(16〜18年度)にも新組織を創設したい考えだ。