年末の解散総選挙、福島県内は自民4議席 投票率は戦後最低に

 

 第46回衆院選は2012(平成24)年12月4日に公示され、県内5小選挙区に7党から22人が立候補した。小選挙区比例代表並立制が導入された1996(平成8)年以降最多となった。16日の投票で県内の投票率は58.86%と戦後最低を記録、全国の59.32%をも下回った。

 結果は自民党が小選挙区で4議席を獲得、前回5選挙区全てで勝利した民主党は1議席にとどまった。比例東北ブロックでは3区の自民新人、4区の維新新人、5区の民主前職が重複立候補で復活当選。比例中国で自民前職1人が名簿19位で当選を果たした。

 衆院解散は越年かとみられていた。しかし、11月14日、野田佳彦首相が安倍晋三自民党総裁との党首討論で同16日解散を突然表明した。県内では渡部恒三氏の引退と後継選びを含め候補擁立の準備が整わず、政党は公示直前まで調整に追われた。