学ぶ力育成へ「新聞活用」 東京でNIE教育フォーラム

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主権者教育とNIEについて語る宮崎教諭

 教育現場での新聞活用の普及を目指す「NIE(教育に新聞を)」活動について考える教育フォーラムが4日、東京都内で開かれた。「人生を切り拓(ひら)く―社会とつながる 情報をいかす」をテーマに、子どもたちが身に付けるべき能力と育成、そのための新聞活用について見識を深めた。日本新聞協会の主催。

 新聞、教育関係者ら約170人が参加。都内でNIE実践に取り組む教員やインターネット教育の専門家による報告が行われた。

 都立国際高の宮崎三喜男教諭は、担当する公民科の授業で新聞を活用。4こま漫画を税金の話題に置き換えて考えたり、新聞を資料に討論している授業などを紹介した。

 宮崎教諭は「自分が生きる社会をどうしていきたいのかを考えさせるのが主権者教育」とし「そのための討論や情報リテラシーを学ぶ素材として新聞は有効」と話した。

 文京区立関口台町小の菅井和生教諭は、「新聞を」「新聞で」「新聞に」学ぶという三つの視点から取り組むNIEの実践と成果を紹介。「気軽な方法から継続し、他の教員や保護者も巻き込んで学びを提供してほしい」と呼び掛けた。

 ネット教育アナリストの尾花紀子さんは、学校や家庭でできる情報モラル教育について紹介。子どもの情報機器利用に関連するニュースを取り上げ「新聞には情報モラルや情報リテラシーを学ぶ材料が豊富」と、社会科や道徳などでの活用について提案した。

 3人の報告に先立ち、高木まさき横浜国立大教授が基調講演。子どもたちの言葉の発達のために「新聞や本で大量の言葉に触れる事が重要」と強調した。同協会NIEコーディネーターの関口修司さんも出席した。