学校教育に新聞の活用「手応え」 若松・小金井小が実践例発表
県教委は30日、福島市で「ふくしま教育創造コンソーシアム」を開き、教員らが新聞の活用など県内の小中学校、義務教育学校における魅力ある教育環境づくりについて学んだ。
新聞活用のほか、情報モラル教育、体力向上、いじめ防止対応、外国語教育などのテーマを設け、県内14校が実践事例を発表した。
日本新聞協会指定「NIE」(教育に新聞を)実践校の小金井小(会津若松市)は、佐藤早苗教諭が2年目となる学校現場での新聞活用について紹介した。廊下など児童の目に触れる場所に新聞記事を掲示し、朝の活動の時間には新聞を読み、記事についての感想や意見を発表する場を設けていることを伝えた。佐藤教諭は「読解力がつき、手応えを感じている。まずは、新聞記事で気になったものを子どもたちに伝えるところから始めてみてほしい」と話した。
このほか、東京工大の赤堀侃司名誉教授が「児童生徒・教師の力を最大限に引き出すためのICTを活用した教育実践」と題し講演した。
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