ボンズ、痛い3連敗 プレーオフ進出の可能性は残す バスケB2

 
【福島―神戸】第3Q、シュートを狙う福島のアイバナーカス(左)=福島トヨタクラウンアリーナ

 バスケットボールBリーグ2部(B2)東地区の福島ファイヤーボンズは24日、ホームの福島トヨタクラウンアリーナで西地区の神戸ストークスと対戦し、73―86で敗れて3連敗となった。通算成績は20勝31敗で順位は東地区7チーム中5位のまま。

 福島は次戦の27日、アウェーのシティホールプラザアオーレ長岡(新潟県長岡市)で新潟アルビレックスBBと対戦する。午後7時10分開始予定。

 福島は今季残り9試合。B2優勝とB1昇格を懸けたプレーオフ(PO)には、各地区の上位3チームに加え、各地区上位3チームを除いた東西両地区の上位2チームがワイルドカード(WC)として出場できる。福島はWC争いで現在4位で、PO進出の可能性を残している。

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 序盤からの劣勢覆せず

 序盤に開いた点差が重くのしかかった。福島は第1Qで9―24と15点差を付けられると、最後まで逆転はならなかった。ワイルドカード争いをともに繰り広げる神戸に痛い連敗を喫し、今季最後の福島市での戦いを終えた。福島のラポラス・アイバナーカスは「大事な局面でターンオーバーなどミスが出てしまった」と悔やんだ。

 第1Qから流れをつかめなかった。相手の強度の高い守備に対して福島は苦しい体勢でのシュートを強いられるなど思うような攻撃ができず、わずか9得点。対してディフェンスリバウンドから攻撃の流れをつかんだ神戸は24得点を挙げた。

 第2Qは立て直し、奪ったリバウンドを着実に得点へとつなげた。選手たちはゴール下のアイバナーカスにパスを供給するなどして8点差に迫った。「ランをつくれたときにいい流れになる」とアイバナーカスは自信を持って話した。

 しかし第3Q以降はミスが相次いだ。ターンオーバー数は後半だけで12と苦しみ、じわじわと点差を広げられ、完敗した。

 3連敗と苦しい状況の福島だが、プレーオフ進出の可能性は残されている。アイバナーカスは「常に次の試合をどう勝つか考えることが大切」と目の前の一戦一戦に集中していくつもりだ。(津村謡)

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