JFAアカデミー福島、本拠開幕戦で快勝 なでしこリーグ2部

 
JFAアカデミー福島のホーム開幕戦勝利につながる応援を送ったサポーター

 サッカー女子のなでしこリーグ2部のJFAアカデミー福島は24日、ホームのJヴィレッジスタジアムで第2節に臨み、SEISA OSAレイア湘南FC(神奈川県)に3―1で勝利した。東日本大震災の発生から13年ぶりに楢葉町に帰還した福島は、ホーム開幕戦を勝利で飾った。スタンドには震災前から福島を応援するサポーターも全国から駆け付け、選手を声で後押しした。

 「チームとして課題を修正して勝利できたのは大きい」。U―16(16歳以下)女子日本代表候補で福島のMF榊愛花(ふたば未来高1年)は試合を振り返った。21日に楢葉町の寮に入り、試合に臨んだ福島。ホームピッチにはまだ慣れていないが「練習を積み、次戦も勝利したい。福島の生活にも少しずつ慣れていくことができれば」とはにかんだ。

 福島の山口隆文監督は「選手たちの今季のテーマは『克己心』。今季は始まったばかりなので、さらなる成長に期待したい。地元の皆さんもぜひ応援してほしい」と呼びかけた。

 スタンドでは、福島サポーターが横断幕を広げて声援を送った。広野町在住の生田目陽一さん(57)は「アカデミー福島の帰還が本当にうれしい。これからも応援していく」と語った。

おすすめPickup!ニュースの『玉手箱』

過密日程でも「攻撃の質上げる」 いわきFC、28日アウェーで栃木戦