福島の地酒「摺上川」楽しむ 新酒が完成、コメ作り参加の外国人も
米作りから醸造までを福島市内で手掛けた地酒「純米吟醸 摺上川」を楽しむ会は7日までに、同市飯坂町で開かれ、酒造りに携わった仲間たちが新酒の出来栄えを確かめた。
摺上川を企画した「飯坂温泉地酒をつくる会」の主催。県県北地方振興局のインバウンド受け入れ態勢強化支援の一環で、田植えや稲刈りに参加した外国人も加わった。
参加者は、2年目となる同会の活動や酒造りの苦労を振り返りながら、完成したばかりの酒を味わった。本年度から酒米が本県オリジナル品種の「夢の香」に変わり「さらにおいしくなった」との声も上がった。
テーブルには、円盤餃子(ギョーザ)やいかにんじんなどの地元グルメのほか、利き酒師の資格を持つ旅館の若旦那らがこの日のために考えた、摺上川に合う料理も並んだ。
餅つきや羽根突きも行われ、外国人らが日本の文化を満喫した。イベントの模様はブログや会員制交流サイト(SNS)を通じて国内外に発信される。