須賀川産米100%純米大吟醸「雪小町 福乃香」 市長に完成報告
郡山市の渡辺酒造本店は、須賀川市産のコメを100%原料に使用した酒「純米大吟醸 雪小町 福乃香」を製造した。渡辺康広社長と生産者らが14日に須賀川市役所を訪問し、橋本克也市長に完成を報告した。
須賀川市の農家荒牧武憲さんが生産した本県オリジナル酒造好適米「福乃香」を80%、同市の新須賀川農産の酒米「チヨニシキ」を20%使い、同店が昨年12月ごろから仕込んだ。アルコール度数15度、精米歩合50%の切れが良い辛口で、鍋料理などに相性が良いという。
渡辺社長は「原材料からこだわった酒を多くの消費者に楽しんでほしい」、荒牧さんは「気持ちを込めて栽培した。(酒が完成して)孫ができたような気持ち」と話した。新須賀川農産の設楽辰夫代表が同行した。
須賀川市周辺の酒販店やスーパーなどで販売。1800ミリリットル入り3300円、720ミリリットル入り1650円、300ミリリットル入り770円。問い合わせは同店(電話024・972・2401)へ。