「酒の神様」鈴木賢二さん、4月から福島県日本酒アドバイザーに

 
鈴木賢二さん

 「日本酒の神様」と称され、31日付で県を定年退職する県ハイテクプラザ会津若松技術支援センターの鈴木賢二副所長が、4月1日付で県日本酒アドバイザーに就任する。また、県酒造組合は同日付で鈴木さんを特別顧問に迎える。県と県酒造組合が24日、発表した。任期はいずれも2年。

 県日本酒アドバイザーは県が委嘱。本県日本酒の技術力向上への支援や普及、販売活動、日本酒振興に関わる助言、指導を行う。県酒造組合特別顧問としては、県内酒蔵の技術力向上や後継者の育成に取り組む。

 鈴木さんは、酒造りの指導方針をまとめた独自の「福島流吟醸酒製造マニュアル」を作成。県内酒造業者に指導・助言を行い、県産酒の品質向上やブランド化を促進し、全国新酒鑑評会での本県の金賞銘柄数8回連続「日本一」に貢献した。