純米吟醸「あらかわ」年々おいしく 新酒発表会、福島で完成祝う

 
鏡開きをして新酒の完成を祝う関係者

 福島市の荒川桜づつみ酒造り協議会は10日、同市で日本酒の純米吟醸「あらかわ」の新酒発表会を開き、関係者が醸造4年目となる酒の完成を祝った。

 油井健治会長が「酒は年々おいしくなっている。荒川の水でできたお酒を飲んで、荒川のことを多くの人に知ってもらいたい」とあいさつし、木幡浩市長や、販売やPRに協力している東京都荒川区の職員らと一緒に鏡開きをした。福島民友新聞社からは菊池克彦常務が出席した。

 あらかわは、12年連続で水質日本一に選ばれた荒川の伏流水を洗米や酒の仕込みに用いた。原料米には本県オリジナル酒造好適米「福乃香」を使い、福島市の金水晶酒造店が醸造。きりっとした味に仕上がったという。

 新酒は生酒と一回火入れの2種類あり、12日から県観光物産館や金水晶酒造店、道の駅ふくしまなどで販売される。価格はいずれも一本(720ミリリットル)で1930円。